禁煙は本当にできる？
この記事を読んでいるということはあなたは今タバコをやめたいと思っているハズ。
いや、わかっちゃいるけど・・・
何年、何十年と吸い続けてきたタバコをやめるなんて本当にできるの？
そう思っているあなた。
セルフマインドコントロール状態です。
マインドコントロールという言葉は聞いたことがあると思う。
2022年ある宗教団体が世間を騒がせた。
元総理大臣を銃撃した犯人の家族がその宗教の信者だった。
犯行の動機は
自分の家族を壊した元凶であるその宗教に元総理大臣が関わりがあったから。
ワイドショーで見た知識なんだが、その家族の人は全財産を宗教に献金しただけでなく、あらゆるツテからお金を借りそれも献金に回していたそうだ。
財産も信頼も無くして家族も崩壊・・・。
（別に宗教自体を否定するわけではないが）ここまでくると正直献金する方もいかがなものか、と思ってしまう。
だけど信者である本人はそれでも盲信し続ける・・・
かなり例えは悪いけど
タバコってこれと一緒だと思っている
あなたは
「タバコをやめるなんて不可能」
そう信じ込んでないだろうか？
あなたが禁煙できない理由が
やめるなんて不可能だから
になってないだろうか？
それはセルフマインドコントロール状態だ。
他人から見るとそんなのただの思い込み。
言い訳にすらなっていない。
タバコを吸うことで得られることってあるのだろうか？
例えばダイエットのように少しづつでもコツコツ頑張って継続することで成果が得られるのなら価値はあると思う。
「いやタバコはストレス解消になる」
って言うけどじゃあ禁煙歴2年のぼくはストレス溜めまくっているのか？と聞かれれば
「んな訳ねーやん」
と答える。
けどまあここまで言われてもあなたはタバコをやめることはできないだろう。
他人に言われてやめられるくらいならとっくにやめてる。
禁煙はあくまで自分の意志で行うもの。
この記事はそのためのきっかけの一つになれば、と思う。
以下これまで喫煙歴20年以上のぼくが禁煙できた
禁煙を決意した経緯
禁煙を継続できた具体的方法2選
禁煙で得られたメリット3選
を記していく。
禁煙を決意した経緯
そもそも20年以上365日吸っていたタバコをなぜやめようと思ったのか？
忘れもしない、禁煙を始めた2020年3月2日、その2週間ほど前にぼくは3ヶ月間かけて15kgのダイエットに成功していた。
詳しくはこちらやで
自分で言うのも何だが結構すごいことだと思っている。
自分で自分を褒めてあげたいです。
それは置いといて、当時の自分はアドレナリン出まくり状態だった。
一つの大きな目標を達成して脳みそ無敵状態だった。
なんでもできそうな気がした。
「次は何に挑戦しよう」
「何を手に入れよう」
これはダイエット前にはできなかった発想だった。
当時ぼくが欲しかったもの
単純明快
それはお金だった。
考えた手段は２つ
１つ目は収入を上げること→副業
２つ目は支出をさげること→節約
副業に関してはこちらで。
節約について、具体案として真っ先に思いついたのが
禁煙
だったのだ。
当時のぼくは1日2箱のタバコを吸っていた。
一箱500円✖️2箱＝1,000円
1ヶ月で30,000円
これはデカい。
継続することで1ヶ月30,000円のお小遣いが安定してもらえる、と考えたらやらない理由が消えた。
タバコを吸いたいという欲望に勝るものはやはり別の欲望なんだな
と思った。
禁煙を継続できた具体的方法3選
1.即実行
禁煙を成功させた最大の要因はこれだと思っている。
禁煙でもダイエットでも節約でもこれができればすでに半分はクリアできたようなものだ。
「いつやるか、今でしょ」
日本一有名な格言の一つだが、本当に実感した。
やる気の消費期限は短い。
ぼく的には24時間が限界だと思う。
決意した時間帯にもよるでんね
もちろん不安もある。
けどぼくはダイエットの成功体験が生きた。
ぼくは自分が意志の弱い人間である、ということを知っている。
だから
他人の力を借りよう
そう考えた。
禁煙を決意した次の日、禁煙外来をやっている病院を調べて電話した。
決意したんが残念ながら日曜日やったんで・・・
当日は思いっきり吸いまくったで
「予約なしでいけるんでいつでもどうぞ」
的なことを言われたので仕事終わりに行ってみた。
病院に到着し、車の中で最後の一本を堪能してGO!
ここからぼくの禁煙LIFEは始まった。
2.環境づくり
継続で大切なのは物理的にそうするしかない環境下に身を置くことだ。
禁煙、つまりタバコを吸えない環境下に身を置けばいい。
ぼくの場合はこれまでタバコを吸っていた場所は職場、自宅、車の中だ。
まずそれぞれの灰皿をゴミ箱にポイした。
ライターは職場のパートのおばちゃんにあげた。
タバコは運悪く買い溜めしたばかりだったので、一箱以上余らせてしまったが泣く泣くポイした。
ギリギリまで吸いたかったんと余らせとったら心がゆらぎそうやったんで一秒でも早よう処分したかってん・・・
あとは有言実行。
家族、職場の人、友達に宣言して見張り役をしてもらった。
ダイエットの成功例あったんでまあまあ信頼してもらえたで
これでできなかったらそうとうダサいことになる。
自ら退路を絶った。
準備はこれで完璧だった。
３.太る
継続は特に最初が辛い。
ぼくは一仕事終えた後の区切りの一服をこよなく愛していた。
それができなくなったのが本当に辛かった。
タバコを吸わない人にはわからないだろうが、なんか口寂しい・・・。
何とかごまかすには食べることが一番効果的だった。
禁煙を始めて1年後には10kgも太っちゃった（テヘペロ）。
15kgダイエットの後やったんで良かったんか悪かったんか・・・
禁煙で得られたメリット2選
1.お金
これが本当にデカい。
前述の通り、禁煙をしたことで1ヶ月単位で30,000円の支出が減った。
「支出が減った」というのは「収入が増えた」と同じ意味だ。
つまり30,000円お小遣いが増えた、ということだ。
だが実はそれだけではない。
タバコを買わなくなったことでコンビニに行く回数が激減した。
コンビニは誘惑の宝庫だ。
買い食い、買い飲みがなくなったおかげで1〜2万円の支出がなくなった。
今ではほぼ近づく事はない。
禁煙をすることでこれほどの経済効果があるとは実際にやってみるまで気づけなかった。
ただしこれは実は禁煙を始めて1年後くらいのお話。
タバコをやめた穴埋めは結構時間がかかった。ぼくの場合・・・。
「食べないとやってらんねー」
この期間がしばらく続くのは覚悟する必要はある。
禁煙と節約
2兎を追う者は2兎とも得ることができるのだがちょっと時間かかるのでしんどい、でもがんばれ
ということだ。
2.体臭
喫煙者はタバコの匂いってあんまり気にならないと思う。
ぼくもタバコをやめている今、喫煙者の人の匂いに気がつくことがたまにあるが、別に不快になるわけではない。
けどタバコが嫌いな人からすれば
この匂いは相当イヤらしい。
ぼくの店のバイトの高校生の女の子から
喫煙していた当時のぼくの匂いがたまに気になっていた、というのを最近になって聞いた。
悪いことしてたなあ、と思うと同時にちょっと凹んだ。
クサいと思われてた、って聞いたらやっぱり悲しい・・・。
ぼくは飲食店で働いてるんで、お客さんにもそう思われてたのかと思うとゾッとする。
ニオイはデリケートな問題なんでなかなか指摘されることも少ない。
特にぼくの年代（50代）は気にする必要があると自覚すべきであろう。
悲しい・・・
3.キレイな部屋
ぼくはダイエットを終えた後、禁煙以外にもいくつかの挑戦をしている。
その一つがミニマリストだ。
ミニマリストに興味ある方はこちらやで
かなり断捨離して家全体を思いっきり掃除しまくった。
その時に気づいたのがタバコが原因の汚れ。
「壁の色変わってもうてる・・・」
「タバコの灰がこんなとこまで・・・」
「車の中もエライことなってる・・・」
収納棚をいくつか処分したけどそれをのけたとこの壁紙見たらちょっと反省した・・・
いやタバコは吸わない方がよいなあ・・・
と本気で思った。
おまけ
ここからはあまりタメにはならないけど禁煙をすることで気づいた発見について記していく。
1．禁煙と健康
禁煙をする理由として健康をあげる人がいる。
これはこの世に生を受けてから一度も大きな病気にかかったことのないぼくにはあまりピンとこない。
ぶっちゃけ禁煙を始めて2年になるが、それで体の調子が良くなったとかの自覚がない。
元から健康だったからだ。
お父さんお母さんありがとう！
もちろん人によるんだろうけど。
ここで言いたいことはもしあなたが今健康な体をお持ちならそれを理由に禁煙を始めるのは難しいかも・・・ということだ。
健康な人にとっては健康というのは目に見えないものだからだ
その点お金は数値として目に見えるから始めるきっかけはこっちの方がオススメ。
これはあなたの年齢にもよるかもしれない。
と言いつつ数年後に死んどったらゴメンやで・・・
2.禁煙外来について
「禁煙を継続できた具体的行動3選」で禁煙外来について少し触れたが、実はぼくは最初の1回しか行ってない・・・。
本当は（たしか）6回くらい通わないといけなかったのだが1回で強制終了してしまった。
ぼくはこの禁煙外来を開始することで禁煙をスタートさせるつもりだった。
だから車で病院に向かっていて、その車の中で吸うタバコを人生最後とし、到着して車から降りた時にまさに不退転の覚悟をしていた。
だが問診で先生から聞かされた言葉はあまりにも衝撃的だった。
「無理せず少しづつ減らしていきましょう。まずは今日から半分の量にしましょう。」
・・・・・・・・・・・・・・・・。
ぬるい・・・ぬるすぎるぜ先生・・・・
もう何もかも捨てて来てしまったんですけど・・・。
なんかいろいろ薬もらったけど、結局2、3日飲んでやめた。
メンドくさくなっちゃった。
結局その気になれば
ひとりでできるもん
でした。
ただ唯一役に立った情報があった。
「禁煙すると2〜3kgは太ると思っとって」
これはその通りだった。
いやそれ以上だった・・・。
最後に
タバコは百害あって一利なし
「メチャメチャお金持ってて別にいつ死んでもええよ」
て人以外は禁煙をオススメする。
逆に
禁煙は百利あって一害だけあり
一害とは
一定期間だけしんどい
ってこと。
そこさえしのげばあとはいいことしかない。
この記事があなたの禁煙の決意となる小さなきっかけの一つになることを願う。
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