50歳男が映画「君たちはどう生きるか?」を観てきた。
少しネタバレありの考察。
この映画は「SLAMDUNK」のように事前情報がないまま公開された。
ぼくも情報0の状態で映画を観た。
ストーリーを一言で言っちゃうと
少年版の「千と千尋」
前置きが少し長いけど、要は主人公の少年が母親(義母)を救うため、異世界に紛れ込んで最後は無事戻ってきてチャンチャンってストーリー。
正直に言うとぼくはもう一回観たいとは思えなかったし、まだ観てない人に勧めるかと言えば「?」な感じ。
ただこの映画が駄作だと言いたいわけではない。
今回はこの映画「君たちはどう生きるか」がなぜ自分に合わなかったか、とどういう人にオススメか、というのを語っていく。
映画「君たちはどう生きるか」が自分に合わなかった理由
この映画が自分には合わなかったのは明確な理由がある。
ハッキリ言って自分が悪い自覚がある。
その理由はぼくがこの「君たちはどう生きるか」という映画の題名からメッセージ性を求めてしまっていたからだ。
ぼくは50歳という年齢を迎えて、自分の人生に
ストレスフリーな生き方をしたい
というテーマを決めている。
ここで詳しくは語らないけど、もともと宮崎アニメは好きだし何か得るものがあるのでは・・・と期待を込めてしまった。
結果「思ってたのと違う・・・」となってしまった訳だ。
「いやそうはならんやろ」っていう非現実感と独自の宮崎ルールにどことなく登場人物に感情移入ができなくなっていた。
そのため、本来ハラハラドキドキの場面も冷めた目で観てしまっていた気がする。
後から考えたら「そらそうだ」って話なんだが、宮崎アニメの魅力の一つは非現実・非日常にあると思っている。
いわば
❌ 学ぶもの
⭕️ 感じるもの
「カリオストロ」や「ラピュタ」はホンマに名作。初めて観た時はマジ心震えたで・・・
映画「君たちはどう生きるか」はこんな人にオススメ
これまで一通り宮崎アニメを観た人にはこの映画はオススメできる。
ここでしか見れない宮崎ワールドを堪能できる。
ぼくがこの映画を観た後で他の人のいろんな考察を見て改めて気づいたこと。
いろんなとこで過去作品のオマージュがてんこ盛りだ。
映像も美しいんだけど、どこかに宮崎アニメならではのアナログ感がある。
ストーリーも原作があるらしいんだけど、それを宮﨑監督ならではの独特の世界観で表現している。
自分のように、変に大人の先入観を持たずに非日常を体感したい人は楽しめると思う。
YouTubeで中田さんが言ってたけど子供は喜ぶと思うで
おわりに
自分の勝手な考察。
宮崎監督はこの映画の大ヒットを狙ってたんではないんじゃないか?と思っている。
評価など気にせずにただ自分が描きたい作品を作っただけなんじゃないかと。
観たいやつだけ観ろ
そんな感じがする。
ような気がしないでもない。
知らんけど。
ぼくの人生のテーマは前述した通り
ストレスフリーな生き方をしたい
その観点で言えばぼくも宮崎監督も同じなハズ。
ていうかほとんどの人はそう考えているハズ。
宮崎監督はそれを口だけじゃなく実行しているだけ。
それがその他大勢の人との違い。
見習いたい。